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大野谷虫供養とその伝説

musikuyo3.jpg虫供養とは農作のために殺した虫の霊を慰めるための供養のことで、各地にあります。
大野を中心とした一帯でも行なわれていて「大野谷虫供養」と呼ばれるこの伝統行事は、400年もの歴史があります。
道場での供養・お阿弥陀さんの巡回・彼岸大法要の三大行事からなるもので、大野谷13か村が持ち回りで行ない、道場供養は毎年12月15日から翌年の1月15日まで、当番地区に道場が設けられ、阿弥陀如来などの掛軸が懸けられます。昭和58年には県指定無形民俗文化財に登録されました。
この「大野谷虫供養」はよその虫供養とは、少し違うところがあります。
それは、はじまった当初は「刀供養」と呼ばれていて、戦国時代に滅亡した大野城主佐治氏の霊を慰めたものだったのです。それがやがて駆除した生物の霊を慰め、五穀豊穣・家内安全を祈願したものになりました。

ここで「郷土読本伝説編」に書かれている大野谷虫供養の伝説を紹介したいと思います。
densetsu9.png
densetsu10.png
densetsu11.png
大野城主佐治氏の滅亡を意味する大野城落城には文献がなく、諸説飛び交っています。
この伝説は、細かいところで疑問符が多く、早い話大野城落城時には信長はもう亡くなっていて、信長が佐治を滅ぼしたという説は明らかに間違いです。信長が秀吉にすりかえられた説もありますが、これも無理があると思います。
ではどのように落城したのか。
私はお江(最後の大野城主佐治与九郎一成の妻、後に秀忠の妻となる)の存在を無視して語れないと思っています。
佐治家の掛軸が「大野谷虫供養」に懸けられているのは事実。
はたして、その掛軸は佐治家の奥方であるお江が持ち出したものなのでしょうか。


Gilbert O'Sullivan - Alone Again (Naturally)
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伝説

 伝説や伝承のほうにかえって史実があるものですね。
 むろん、真否の検証は難しいものですから、できるだけ肩書きのある人の説を採るという淋しい結果になっています。
 このあたりが郷土史研究のハードルですね。

Re: 伝説

>  伝説や伝承のほうにかえって史実があるものですね。
>  むろん、真否の検証は難しいものですから、できるだけ肩書きのある人の説を採るという淋しい結果になっています。
>  このあたりが郷土史研究のハードルですね。

おっしゃる通りですね。
ただ、どの業界どの世界でも、そういった残念な一面は必ずあります。
心理学的にいえば、ラベリング効果といいます。
実より名で判断してしまう部分は誰しもあります。勿論私もあります。
残念なことだと憂いてみても仕方のないことだと思います。
でも、車さんなら実力も能力もある人なので、必ずそのハードルを乗り越えられるでしょう。

No title

こんにちは☆
官製でないものが作られていただけでも価値がありますね。
古文書にも時の権力者が関わったものは疑問符がつくものがあると思いますけど、一般人が残したものには時として真実が記されていることがあるといいます。
昭和8年発行の郷土読本伝説編にも意外と史実が記されているんじゃないでしょうか。
1933年といえばもう歴史書といってもいいくらいですよね。

Re: No title

> こんにちは☆
> 官製でないものが作られていただけでも価値がありますね。
> 古文書にも時の権力者が関わったものは疑問符がつくものがあると思いますけど、一般人が残したものには時として真実が記されていることがあるといいます。
> 昭和8年発行の郷土読本伝説編にも意外と史実が記されているんじゃないでしょうか。
> 1933年といえばもう歴史書といってもいいくらいですよね。
民間レベルの目線。無視すべきではないですよね。
真実はどこにかくれているかわかりません。
プロフィール

ヨクロー

Author:ヨクロー
2011年NHK大河ドラマ「江」の最初の嫁入り先「尾張大野」
この地の郷土史研究を楽しく行なっている会です。
(写真の江は、あいち戦国姫隊の江姫です)

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