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おきたおぬいホリオコシ奮戦記 4

Y説



「まず、結論から言おう。『おきた脇』とは内海の『北脇』のことだと、わしは睨んどる」
「なるほどお」私は思わず叫ぶ。
内海は、大野佐治の親戚、内海佐治のいる岡部城がある。
彼は、おきたおぬいは、千賀家でなく内海佐治家に預けられたと言いたいのだ。
「おぬし、井上靖の佐治与九郎覚書を読んだことがあるか?」
「ええ、まあ」
「なら話が早い。それには天正14年におさんは佐治家に嫁に来たとされている。それから二人の娘が生まれて預けるまで早くて3~4年位はかかろう。しかし、天正18年に千賀は、家康の関東移封に伴い相模国三浦半島に移住しとる。娘を引き取る状況ではなかろう。井上靖がどう調べたか知らんが、内海佐治家と取り間違えた可能性もある」
「そのことがこの25年前の『みなみ』に書かれているんですね」
「ハハハ、そうじゃない。当時内海小に赴任したばかりの新米教師のわしは、内海の地形やら地名の由来を調べとった。そのことが書かれとるだけだ。その中で、どうしても府に落ちない地名があった。それが『北脇』だった。普通、脇のつく地名は山と山に挟まれたところにある。しかし、そこの周りは平坦だ。昔はそういう地形なのかと思ったがそうでもない。周辺に脇と関係するものがあるかと思ったが何もない。わしはそこに住んでいる老人に訊いてみた。そうしたら『北脇』という地名は昔はあちらの方だったと指をさしたのだ。そこは岡部城の近くの山の方向だった。クロゼ?クロデ?よう聞き取れなかったがそんな地名だったとか。地名が移動した理由もよくわからん。それだけだ。その時は『おきた脇』のことは知らなかった。後で知った。ぞこへ行ってみなさい。何かわかるかもしれん」
ハカセと私はこの日三度目のアイコンタクト。
「ハカセ、時間いいですか?」
「行くしかなかろう」
「貴重な話ありがとうございました」
我々は『おきた脇』が書かれている文献名を彼に教えた。
「そうか、今度見てみよう。また、いつでも来なさい」
とりあえず、Yさんの説に乗っかろう。
彼は淋しがり屋さんにちがいない。
人を外見で判断してはいけない。
つくづく思った。
(ヨクロー)


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tag : 大河ドラマ

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No title

こんにちは☆

地名が移動することがあるんですね~
こちらでは揖斐川の流れが変わって同一地名が分断されたところはありますが、そういう話ははじめて聞きました。

新しい発見がありそうな予感はありますか^^

Re: No title

> こんにちは☆
こんにちはv-227
>
> 地名が移動することがあるんですね~
> こちらでは揖斐川の流れが変わって同一地名が分断されたところはありますが、そういう話ははじめて聞きました。
>
> 新しい発見がありそうな予感はありますか^^
どういう理由なんでしょうね。
歴史的要素があると思いますが、書面があるわけでもないので、結構難しいです。
矛盾点を削りだし、なんとか推定有罪にもっていく位しか。
現実的~なのだ。
プロフィール

ヨクロー

Author:ヨクロー
2011年NHK大河ドラマ「江」の最初の嫁入り先「尾張大野」
この地の郷土史研究を楽しく行なっている会です。
(写真の江は、あいち戦国姫隊の江姫です)

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